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人生はダム フリーダム

自担が最高のアイドルになった話

私の自担はアイドルである。が、
アイドルとしてパフォーマンスする姿は、たぶん茶の間の印象から遠ざかっている。



グループの仕事では進行の役割を請け負い、その他番組での経歴からエンタメ界の猛獣遣いのように扱われることも多々。
オリンピック・パラリンピックキャスターにも就任した。そして多方面のスポーツ番組中継にも呼んでいただいてる。
音楽活動でテレビ出演すれば、Mステではガヤを通り越してサブ司会者的な立ち位置になるわ日テレ音楽特番では暴れ散らかしてくるわ……と言った調子。
どちらかといえばエンターテイナーとして印象づいてしまっている。


私にとっては、”気になる人”でいたところから、バラエティで見せためちゃめちゃポジティブな姿がキッカケではありつつも。
知っていくうちに前向きでがんばり屋で夢にも見てなかったであろう夢まで叶えていく姿はかっこよすぎて。
だから好きなところを聞かれると大体「がんばりやなところが好きなんだよね。人として尊敬できるの」と言ってしまう。本当はばっちり顔もスタイルも好き。というか顔が好み。つまりアイドルとしてとても好き。


でもやはり、アイドルの振る舞いを見せてもらえることはファンとして掴み取りに行ったときだけなのかと思っていた。


閑話休題
あなたがアイドルに求めるものはなんですか?と聞かれたら
その答えの何番目かに「自分のパートじゃないとこも歌ってる」というのを挙げると思う。
我ながらなかなかに重箱の隅をつついたようなものを求めているとは思うのだけど、まあ私の癖なので仕方ない。
なんというか、歌や言葉を愛してる感じがビシバシ伝わってくるというなんとも曖昧な理由だ。





2019年10月25日。21時を少しだけ過ぎたそのとき。
盟友の主演作に捧げる曲。私はまだ聞けていなかった曲を引き連れて、グループの先頭を切って登場した。
番組もグループも、新たなはじまりを迎えた者同士、と言いながら。
ふんわりした笑顔で。優しい声色で。間違いなくそこにいてくれて、同じ時間だと。

そして同時に驚いてしまったのは、
これまで私がどこまで身勝手に求めても届くことのなかった”自分のパートじゃないとこも歌ってるアイドル”でもあったこと。
こんなときなんだよ。ただそこにいてくれるだけでよかったのに。歌い終わりにその表情はずるい。今日もきれいなお辞儀だ。
ごちゃごちゃの気持ち。


ああそうだった。
どうしたってこの人は、結局安心感くれる人だったんだ。
だって、再出発を、大きな大きな決意を告げたその日に、唐突に生放送に出てた人なんだ。
そんな安心をくれるなんてアイドルの鑑だったじゃないか。あの日リアルタイムの姿を見せてくれて、普段通り仕事をする姿を見られて。どれだけ安心させられたことか。
知るは後のことだけど、その生放送のあとメディアに取材されても答える人だった。
あくまでも、ファンを不安にさせないようにする人。


そんな気持ちも、残念ながらいつの間にか心の奥底にしまわれてた。





ところで、最近聞きたくて仕方のない曲があった。
最近ようやく覚悟をきめて、あのツアーとかあのツアーの円盤ぐらいなら見れるかな?と思っていたところなのだけど
そこに該当しないうえに想いの大きなあの曲は、しばらく聞けないなと思っていた。
なのに、ふと思い出し口ずさみ、歌詞を見ていた曲。


All is well/関ジャニ∞
https://www.uta-net.com/song/153640/


こんな形で再会するなんて。
正直、イントロを聞いてビクッとしてしまった。

全部全部そのまま返したいよ。
私も、会えなくてもその場所に行く計画をたくさん立ててた。次に会えるときを信じてるけど、今も大事だから、と。

私の知る最新のタイミングの自担は、ずっとずっと、マイクに乗らないところで"きっとうまくいく"って歌ってた。
ねえ、いつからそんな歌う人になったの?
"最高のアイドル"だよ。



大好きです。アイドル”関ジャニ∞村上信五”でいてくれてありがとう。これからもどうか、そうであってください。
求められればいつまででもアイドルでいてくれるって言葉を、私はいつまでもいつまでも信じているので。

書いていて、何週間か遅れの通信のテーマみたいになってることに気づいた。
数週間引きこもり続けたいぐらいには照れるけど全く後悔はない。


最後に、
うっかりこの文章をご覧になってしまった方がいて、不快にさせてしまうことがありましたら申し訳ございません。私の不徳のいたすところです。精進します。



関ジャニ∞の誠実さに感謝しています。ありがとう。
また会おうね。